芸能界は容姿至上主義なのか?
コミュニケーション能力は必須
整った容姿であることに越したことはないですが、女優や俳優になるのに美人である必要はありません。
彼らはプロの役者であり、アイドルではないのです。
しかし、芸能プロダクションと仕事を依頼する側の判断で、身長や容姿に関わる、努力ではどうしようもできない『才能』が求められることがあります。
では、その他に求められる能力とは?それはコミュニケーション能力です。
芸能事務所や一つの作品を取っても、一人の力で作られているわけではありません。
作品や事務所の運営関係者、同じ事務所のメンバーに明るい挨拶や丁寧な接し方ができない人は、仕事をもらえるとは考えにくいです。
共演者と会った時にも良い印象を与えませんし、撮影現場の雰囲気も悪くしてしまうことでしょう。
俳優・女優として目立ちたい、一番に見られたいからといって、常識外れの行為を行うことは「個性的」とは言いません。
理解力を磨こう
俳優女優として活躍していくには、監督やプロデューサーの指示を理解する力と、役作りへの想像力が求められます。
作品に関わる人は上記以外にも、照明やマイク等機材の担当・カメラマンやスタイリストなど撮影現場にはいて、その場面ごとに指示が変更されたり元に戻ったりと臨機応変に対応しなければいけません。
指示に対する理解の速さと動きが求められるので、あらかじめ撮影現場についての知識を自分で調べるといった事前準備も必要になります。
現場に入った際、1から10まで教えてくれる人はいないと考えておきましょう。
また、セリフだけ覚えても、ただの朗読になり情緒の感じられない棒読みだと、演技とは言えません。
自分に与えられた役がどんな人物か、趣味嗜好はどんなものか、なにを考えて今のセリフを言うのか、といった想像力が求められます。
一言や二言でも、その場面や空気の変化を感じられるようになるくらい没入を試みることも大切です。